外壁塗装に使う塗料は、どんな基準で選べばいいかというと、参考としては『メーカーの信頼性』です。
外壁塗装の塗料において、日本ペイントと関西ペイントと並ぶ国内最大シェアを持つ塗料メーカーです。
パーフェクトトップは、大手塗料メーカーの日本ペイントのラジカル塗料です。
ラジカル塗料は、2012年に発売された新しいジャンルの塗料です。
日本ペイントのパーフェクトトップがラジカル塗料の先駆けになりました。
発売当初は、パーフェクトトップの価値や性能が疑われていましたが、発売から10年が経過した現在では外壁塗装で人気の塗料になりました。
塗料は、シリコン・ウレタン・フッ素など樹脂によって種類と耐用年数が違います。
ニッペパーフェクトトップはアクリル塗料に分類されます。
塗料を劣化させる原因となるラジカル分子を限りなく低減することによりシリコングレードを超える耐候性を発揮します。
シリコン塗料と同じ価格でありながら、耐用年数が長くコストパフォーマンスに優れた塗料です。
ラジカル塗料には現在、他のメーカーからも販売されていて、いくつかの種類があります。
いくつかある種類の中で、パーフェクトトップは1番最初に販売された塗料です。
尚、ラジカル塗料の先駆けとなった塗料でもあります。
現在でも、パーフェクトトップはラジカル塗料を代表する塗料として地位を確立しています。
パーフェクトトップの種類

パーフェクトトップ
パーフェクトトップシリーズの標準となる塗料です。
2012年にラジカル塗料として初めて販売された塗料になります。
パーフェクトトップは、水性アクリル樹脂になります。
耐用年数は、10年~13年ぐらいです。
パーフェクトトップの特徴は、水性塗料で臭いが発生しません。
塗料の乗りが良い為、飛散しにくいので施工性に優れています。
国内初のラジカル塗料として、ラジカル塗料を代表する塗料として定着しています。

パーフェクトトップローズ
パーフェクトローズは、従来のパーフェクトトップにバラの香りがする香料を添加した塗料になります。
パーフェクトローズも水性塗料になりますが、多少のシンナーの臭いがあります。
ですが、パーフェクトローズは名前の通り、バラの香りがするのでペットや乳幼児がいるご家庭でも安心して外壁塗装工事を施工することができます。
パーフェクトトップ同様、水性アクリル樹脂になります。
耐用年数は、10年~13年になります。
パーフェクトトップローズの特徴
パーフェクトトップローズの特徴は、爽やかなバラの香りです。
パーフェクトトップローズは、外壁塗装の独特な臭いを抑えてくれます。
その他にも、バラの香りに囲まれながら塗り替えができます。
バラの香りは、環境により持続期間は違いますが、約1~2週間持続します。
パーフェクトトップローズがおすすめの住宅
塗料が発する独特のニオイが苦手な方は多いと思います。
塗料のニオイは、人によって吐き気・めまい・睡眠障害・頭痛といった体調不良の原因になることがあります。
妊婦さんのストレスの原因に
妊娠中はストレスに過敏になります。
なので、嗅ぎ慣れない塗料のニオイによってストレスを感じてしまいます。
妊婦さんのストレスは、生まれてくる子供も影響がある可能性もあるので、パーフェクトトップローズがおすすめです。
お子さんやペットはニオイに敏感
小さいお子さんやペットは、大人よりもニオイに敏感です。
なので、塗料のニオイを大人より感じ取ってしまいます。
妊婦さん同様に小さいお子さんやペットがいるご家庭は、パーフェクトトップローズがおすすめです。
ローラーで塗りやすく作業性が高い
パーフェクトローラーは『作業性が高い』ということも1つの特徴になります。
他の塗料はそのままでは濃度が高く重いので、水かシンナーで希釈してローラーで伸ばしながら塗っていきます。
特殊ポリマーを配合して造られたパーフェクトトップは塗料が軽く、ローラーで綺麗に伸ばしながら塗装することができます。
なので、パーフェクトトップローズで施工した外壁塗装は光沢感があるので見栄えが良く艶やかに仕上がります。
日本ペイントの『パーフェクトシリーズ』から発売されている下塗り材【パーフェクトフィラー・パーフェクトサーフパーフェクトプライマー】と組み合わせると更に高い光沢感があります。
緻密で滑らかに塗装が行えるので光沢性が高い
パーフェクトトップローズは塗膜にできるわずかな隙間を特殊ポリマーが埋めてくれるので、緻密でなめらかな塗膜が形成できます。
なので、パーフェクトトップローズで塗装した外壁は光沢感があって見栄えが良く、艶やかに仕上がります。
日本ペイントの『パーフェクトシリーズ』から発売されている下塗り材【パーフェクトフィラー・パーフェクトサーフ・パーフェクトプライマー】を使用することで、更に高い光沢性を得ることができます。
高い外壁保護性能を持っている

日本ペイントのパーフェクトシリーズなだけあり、高い外壁保護性能をパーフェクトローズの魅力です。
5年、10年と時間が経つごとに、外壁は徐々に色あせ、くすみが出始めます。
外壁そのものが劣化すると、外観だけでなく住み心地にも影響するので、外壁は定期的に再塗装を行う必要があります。
耐用年数の長い高性能の塗料で塗装を行うことで長期的に見ると、塗り替えコストの削減ができます。
パーフェクトトップローズのメリット
耐候性に優れている
ラジカル制御を発揮し、劣化しにくい塗膜へと導いてくれます。
水性系のシリコングレード以上の強靭で丈夫な塗膜を作り長持ちするコスパが高い塗膜となります。
美しい艶を発揮
ポリマーが塗膜の中の隙間をしっかりと埋めてくれるので、なめらかで緻密な塗膜を作ります。
光沢感がありツルンとした上品な塗膜を実現します。
防カビ・防藻効果
防カビ、防藻効果を発揮し、菌やカビの発生を抑えることができます。
強力防カビ機能をオプションで選ぶことができ清潔な塗膜を作ります。
透湿性
高い透湿性を発揮し、建物内部の余計な水を呼吸により外部へと取り除く効果を発揮します。
よく起こる高い透湿性による塗り替え工事の塗膜の膨れの発揮がありません。
低汚染性
親水化技術により、塗膜の汚れを浮かせて綺麗に洗い流します。
雨だれなどの独特の汚れを起こさず、長きに渡って綺麗な状態を維持し続けることができます。
パーフェクトトップローズの各標準色


パーフェクトローズの各色になります。

ファインパーフェクトトップ
ファインパーフェクトトップは油性タイプの塗料になります。
塗料には大きく分類して水性塗料と油性塗料の2つの種類があります。
水性塗料は、缶を開封すると、そのまま使用できるタイプになっています。
ファインパーフェクトの油性塗料は、硬化剤を混合して使用するので水性塗料と比べ少し塗膜の耐久性が高くなることが特徴です。
ファインパーフェクトトップは、油性アクリル樹脂になります。
耐用年数は10年~13年ぐらいになります。
塗料の耐久性を重視する場合は、油性塗料のファインパーフェクトトップがおすすめになります。
パーフェクトトップが使用できる外壁材
パーフェクトトップが使用できる外壁材で最も相性が良い外壁材は、
・モルタル
・窯業系サイディング
・ACLパネル になります。
普通に相性が良い外壁材は、
・付帯金属
・金属サイディング
・木部
・樹脂 になります。
パーフェクトトップはラジカル塗料(ラジカルグレード)として知られていますが、塗料を構成する樹脂はアクリルです。
アクリル塗料は、一昔前の外壁塗装で主流だった塗料です。
施工性が高いことが特徴となります。
そのため、窯業系サイディングやモルタルなどの戸建住宅で普及率の高い外壁材や鉄部、木部、樹脂にも対応できます。
ですが、アクリル塗料はシリコンやウレタンと比べて、少し硬い塗膜を形成するので、塗装が剥がれやすい【鉄部】【木部】【鉄部】の塗装では、ウレタン塗料かシリコン塗料を使用するのが一般的です。
これは、パーフェクトトップだけではなく、フッ素塗料や無機塗料(シリコンセラミック)を使用した場合も同じです。
パーフェクトトップと他の塗料との違い
パーフェクトトップと他の塗料の違いは、『ラジカル制御』です。
一般的に外壁塗装の塗料は、シリコン樹脂やフッ素など「樹脂」により耐久性を発揮しています。
パーフェクトトップの耐久性は「樹脂」ではなく『ラジカル制御』によって耐久性を発揮しています。
ラジカル制御とは、塗料を劣化させるラジカルという物質の発生を抑える技術です。
ラジカル制御技術により、塗装の中で最も安価なアクリル樹脂塗料であっても、シリコン塗料を超える耐久性を発揮することが出来ます。
パーフェクトトップのメリット
外壁の美観が長持ちする
パーフェクトトップ独自のラジカル技術で外壁の劣化を抑制します。
なので、チョーキング現象が発生しにくく、外壁の美観が長持ちします。
チョーキング現象とは、塗料の成分(顔料)が紫外線で分解されて、塗装の表面に粉状になって吹き出す劣化症状です。
チョーキング現象が発生すると、外壁が白っぽく変色し、色褪せて見える様になってしまいます。
その他にも、外壁の防水性機能が低下するとコケやカビが発生し、建物の外観が悪くなります。
パーフェクトトップはチョーキング現象の発生そのものを抑制する機能がある為、通常の塗料と比べて建物の美観が長持ちします。
色と艶の種類が豊富
パーフェクトトップはアクリル樹脂塗料のため、色の種類が豊富です。
アクリル樹脂は、外壁塗装だけではなく、プラモデルでも使用されている塗料です。
プラモ