
市原市でスレート屋根が劣化してどういう風にメンテナンスをすればいいかお送りします。

【スレート屋根とは】
スレート屋根とは粘土板岩の薄板を使った屋根材のことです。
他にも「スレート瓦」とも呼びます。「カラーベスト」と呼ぶ場合もあります。
ですが、「カラーベスト」はスレート屋根材の商品名になります。
スレート屋根はデザイン性が多く薄く軽く耐震性が良く建物の屋根材で多くの場所で使われています。

スレート屋根の対応年数
スレート屋根の対応年数は、15年~20年ぐらいですが、劣化してきた場合、対応年数より前でも寿命が短くなります。
スレート屋根を長く維持するためには定期的にメンテナンスをしてあげることが大事です。
スレート屋根の種類について

【天然スレート】
天然スレートとは、天然の粘板岩を板状に薄くして加工された屋根材です。
自然な風合いで高い技術で作られ品質も良く天然石を使用しているので価格が高く高級感がある屋根材です。

【化粧スレート】
化粧スレートとは、セメントに繊維状の素材を混ぜ合わせて薄い板状に加工された屋根材です。
品質、作業性も良く価格を抑えることができる屋根材です。一般的に住宅で使用されています。

【石綿(アスベスト)スレート】
石綿(アスベスト)スレートとは、セメントに石綿を混ぜ合わせたスレートです。化粧スレートの種類になります。
平成18年に健康被害が懸念され、石綿が重量の0.1%以上含まれている物は、使用、製造、提供はすべて禁止になりました。今後、使用されることはありません。
ですが、平成18年前には多く使われていました。

【無石綿(ノンアスベスト)スレート】
無石綿(ノンアスベスト)スレートとは、パルプなど石綿以外の繊維とセメントを混ぜ合わしたスレートです。
無石綿スレートも化粧スレートの種類になります。
スレート屋根のメリット
1、価格が安い
スレート屋根が価格が安いのは施工に使う部材がスレート本体以外ほとんど必要ないため、安い価格で施工できます。
2,軽量なので耐震性が高い
軽量なのに耐震性が高いのはスレート屋根が厚さ約5mmの軽い屋根材になっています。
粘土瓦と比べると半分ぐらいの重さになっており、1平方メートルあたり21㎏と軽いです。
スレート屋根は軽いので建物にかかる負担が軽く、地震の揺れに強くなっています。
3,依頼できる施工業者が多い
依頼できる施工業者が多いのは、スレート屋根は日本の戸建ての屋根材で最も多く普及しているので、依頼できる施工業者が多いです。依頼できる施工業者が多いと新築工事やリフォーム、メンテナンスの際に依頼しやすいです。
リフォームやメンテナンスのことを考えてみても安心できます。
スレート屋根のデメリット
1,塗装のメンテナンスが必要
塗装のメンテナンスが必要なのは、スレート屋根の素材自体に防水性がないので生産時に塗装することで防水性を高くします。
紫外線や雨、風にさらされるといずれ剥げてしまいます。
塗装が剥げたままにすると防水性が失われ雨漏りの原因となるため定期的に塗装のメンテナンスが必要です。
2,ヒビ割れしやすい
スレート屋根は他の屋根材と比べてヒビ割れしやすいです。
塗装が剥がれて防水性が失うことにより、急激な雨水の吸収と乾燥を繰り返すことによってヒビ割れが起きます。
スレートに切り込みを入れるなどしてあるデザインの場合、割れやすくなります。
3,雨漏りしやすい
ストレート屋根は雨漏りがしやすいです。
ストレート屋根が雨漏りしてしまう原因は
・塗装が剥げてしまって雨水がしみ込んでしまう
ストレート屋根は塗装が剥がれてしまうと防水性が失われていくので雨水がしみ込んで雨漏りする原因になります。
・ヒビ割れした部分から雨水が侵入し雨漏りしてしまう
ヒビ割れする原因はスレート屋根は急な激しい雨の水を吸収し乾燥を繰り返すことによってヒビ割れが起きます。
ヒビ割れてしまった部分から雨水が入ってしまい雨漏りする原因になります。
・反りや浮いてしまってる部分から雨水が侵入してしまう
反りの原因はスレートが浮いてきてしまうと隙間が広がっていくのでスレートが反ってきます。ヒビ割れと同じで、雨水を含む様になってしまったスレートが晴れた日にスレートが表面から乾くことによりスレートが反ってしまいます・
浮きの原因とは、屋根は毎日紫外線にあたり雨風の影響を受けています。
温度変化を受け、夏になると70度近く熱くなることがあります。
特に温度変化のダメージが大きく、温度によってはスレートが収縮してしまい、収縮を繰り返すことによりスレート屋根が浮いてしまいます。
上記の原因すべて、スレート屋根の塗装が剥げたことで雨漏りしています。
このまま長い期間放置していますと雨水が深部まで侵入し屋根だけではなく建物全体の劣化が進みコストがかなり掛かることになります。